山小屋の機能と役割トップ
  • 5代目水晶小屋ができるまで

  • 四代目水晶小屋

    厨房と12畳一間の客室、小さな受付だけの小屋は、登山者の宿泊にも支障をきたしていた。12畳の客室だけで、食事も就寝もすべてを行っていました。

  • 工事の幕開け ヘリコプター墜落事故 [平成19年4月9日]

    山小屋スタッフ・工事関係者を乗せ、水晶小屋の視察に行った帰り、乗っていたヘリコプターが小屋の目の前に墜落しました。新聞の号外が出る程のショッキングな事故でした。工事関係者を乗せいていた為、工事の行方自体が大きく方向転換を迫られました。

    事故現場を見下ろすところに安全祈願のお地蔵様を

  • 工事着工 [平成19年6月~7月]

    工事現場では建築士、大工、鳶、左官、電気工、板金工、建具屋など、様々な職業の方々にご協力して頂きました。

  • 山小屋という存在

    山小屋という存在は、人と自然のはざまにあり、橋渡し役であるとも言えると思います。例えば、“雨水を飲めるようにするにはどんなろ過装置がいるか”とか、“自家発電をクリーンで尚且つ低コストにする為には、どうすればいいのか”だとか、もとよりすべてをヘリコプター輸送に頼ってきたので、食糧・備品をどれだけ長持ちさせるかといった所が重要であり、最先端の科学技術であろうが、江戸時代の知恵だろうが可能性の全てを追求してきました。 そういった中で平成19年の新築工事は「木造建築とは何か」「山小屋の機能とは何か」「家とは何か」といった具合で、本当に理にかなったものを作る究極の挑戦の機会になりました。 結果から言いますと、やはり失敗が沢山ある訳です。「天窓がこんなに結露するとは…」だとか、「混雑時に2階(客室)がこんなにあついとは…」だとか「なんとなくトイレの臭いが入ってくる…」だとかいったものです。 そのような中で、確実に成功したこともありました。必要最低限の機能性、また強度・木材の選択です。前者に関しては、最高の混雑でギリギリ収容、すいている時はアットホーム、従業員数は最低限で済むといった所で、後者に関しては、高山の山小屋なんだから高山の木でということで、躯体の90パーセントにヒメコマツを使用しましたが、高山の執拗な乾燥にも狂わず、冬にもカビず、シーズン最高の風にもねばって耐えてくれます。(もちろん柱の数は通常の倍に、軒を一尺になどという工夫もありますが)これは想像以上の成功でした。 前例がないが為に、ゼロから考えるといった機会を与えられた事は恐怖でもあり、限界も感じましたが、幸せでした。人と自然の共存にとっては、こういった事が必要なのかもしれません。山小屋という文化が末永く続いていって欲しいと思います。

山小屋の機能と役割 MENU