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三俣山荘夕食メニュー ジビエシチュー

南アルプスでは随分前からニホンジカによる高山植物の被害が伝えられており、一部でははげ山と化しているようです。

里でも農業被害・林業被害とその勢いはとどまるところを知りません。ここ北アルプスでも鹿島槍ヶ岳付近、上高地周辺等、目撃情報が増え、最奥地黒部源流においてもその足音が忍び寄ってくるのを感じます。


さて、その増加の背景にあるのは様々な要因が挙げられますが、代表的な物としてオオカミ等をはじめとする天敵の喪失、また猟をはじめとする里山文化の衰退です。気温の上昇により雪が減り、高山まで踏み込めるようになったとも言います。いずれにしても、そのほとんどが人間が作り出した状況であり、ニホンジカにしても増えたくて増えている訳ではありません。そういった意味では高山植物の消えた山の景色は、人間の所業に対する生態系からの回答ともいえると思います。


そういった一連の話を最初に聞いたとき「それなら食べればいいじゃないか」と私は思いました。現在、全国で60万頭のシカが捕獲・駆除され、食肉利用はその1割だそうです。出来れば10割食べたほうがいいと思います。


皆様にもジビエシチューをご賞味いただき、少しでも自然のあるべき姿に思いを馳せて頂けたら幸いです。

夕食でジビエシチューをお出しし始めて2シーズン目となりました。

夕食でジビエシチューをお出しし始めて2シーズン目となり、お陰様で徐々に口コミ等で評判が広がり、「シチューのみの予約」を頂くなど好評を頂いております。


しかしながら、期を同じくして赤木岳に設置された定点観測カメラにおいて、ニホンジカが確認されてしまいました。南アルプス同様、黒部源流域を高山植物が食べつくされた光景とならぬよう、必死で考える待ったなしの時が来たようです。


我々が出来ることといえば、捕獲するわけにもいかず、引き続き、登山者の皆様に事態を周知して頂くこと、更なる食肉利用を推進することです。一部でジビエ料理の人気が高まっているものの、まだまだ原価が高く一般的な流通に至っていません。この背景には、捕獲量に対して、天然である鹿肉の処理・保存施設の確保等、難しい要素があるようです。食肉利用が進めばこれらは解消されるものと思い、現在私どもでは採算度外視で利用している状況です


喫茶メニュー、お土産品等の利用も考えています。ご協力お願いいたします。

伊藤圭

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