08 伏工 | 雲ノ平植生復元活動 | 北アルプス黒部源流 | 三俣山荘・雲ノ平山荘・水晶小屋
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■雲ノ平植生復元活動

08 伏工

裸地化した地面をヤシの実や麻の繊維で編まれたネットで面状に被覆し、表土の流出、移動を抑制し、同時に保温、保湿を図る事で、植生の発芽環境を作る。周辺から飛来した種子も定着しやすくなる。伏せ工だけでは決定的な効果は期待できないものの一定の効果が例外なく期待できるため、比較的平坦な地形で、特に土壌の流出を抑制したい箇所を選んで被覆する事としている。素材の使い分け方としては、麻の繊維は保湿性には優れ、植生の発芽環境としては有利だが、引っ張り強度、耐久性に劣る為平坦な場所に主に使用し、斜面などの引っ張り強度が求められるような場所ではヤシの実の繊維で出来たネットを使用する。両者の欠点を補い合う為に重ねて使用(麻ネットを下、ヤシの実ネットを上)する事もある。また本活動では、地表面にある転石などはなるべく一度どけてからネットを敷き詰め、その後再びネットの上にどけた石を乗せるようにしている。それはネットと地表面の密着性を高め、且つネットの上に乗せた石が適度な影を作り、ネットと地面が密着した箇所の保湿や保温を促し、植物の発芽環境にとって非常に有利な条件を整える為である。

施工手順

想定される復元過程



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